ロールスピンは、回転力で体のゆがみを整えて、立体的に関節を調整して動きを良くする「3D回転ストレッチ」です。関節の全ての可動域を回復させ、長年の動作や習慣から身についた「姿勢のゆがみ」「動作の癖」を改善します。

姿勢の左右差」を無くすことで、「筋肉の拮抗バランス」を良くします。身体に「軸」が作りやすくなり、安定した体幹になります。平衡感覚や神経の働きが活性化され、血行が良くなり「コンディショニングのベース」を作ることができます。

そのため、リハビリの早期回復、治療効果促進、競技力向上、スキルアップ、健康増進、姿勢美容、高齢者介護など幅広い分野で効果を発揮しています。

 ロールスピンの理論

ロールスピン名称は、ロール・スクリュー・スピン・エクササイズ(Roll Screw Spin Exercise)の略名です。身体を「回転:ロールしながら、関節を「半転:スピンさせて歪みを整えます。船のスクリューのように、腕や脚、体幹を「回旋:スクリューさせて可動域を広げます。

「肩甲骨と骨盤」の回転と回旋の動きをよくして、この2つを繋ぐ機能を向上させます。全身が連動して良い連鎖反応が起こると、「受け身」がとりやすくなり、肩関節と股関節の可動域が一気に広がります。背骨や肋骨も柔らかくなり、「デコルテ:胸郭拡張が開きます。骨盤が締まり、「ヒップアップ:骨盤前傾になります。

固い筋肉だけをストレッチするのではなく、負担をかけている隠れたコリや深層の筋肉を伸ばします。つながりが悪い筋肉を伸ばし関節を良い位置にもどします。「回る柔らかさ」を作り、姿勢と動作を改善していくコンディショニングです。

姿勢のゆがみは、生活やスポーツの動作の偏りからおこります。

苦手な動作や慣れない動きの立体的ストレッチをして、左右対称の姿勢に近づけます。ストレッチをしようと思っても、体が言うことを聞かず、反射的に動かないことがあります。それは、体が固いだけではなく動かす習慣がない事から、その動きの「反射神経」を使えていないからです。悪い動作や長年の習慣から、特に、首の動きが悪くなり反射神経を使えなくなっているのです。「首の動きを改善」して、反射神経を回復させることで肩甲骨と骨盤が整い、上肢・下肢の柔軟性と体幹が強化されます。

ロールスピンを取り入れると、「しなやかさ」「力強さ」を兼ね備えた身体に変身することができるのです。

 ロールスピンの特長

ロールスピンは、回転と回旋を利用して、緩んだ関節を締めて締まりすぎた関節を緩めます。従来のストレッチとは違う発想で、立体的に解剖学的な良いポジションで伸張するため、関節を痛めず安全に筋肉のストレッチを行うことができるのです。そのため、リハビリやケガの予防、パフォーマンス向上に効果を発揮します。従来のストレッチと最も違うポイントは、「首の反射神経」を利用することで、「全身の動きが統一」され、動作が滑らかになるのです。

ロールスピン・エクササイズを行うと、動作がスムーズに連動しはじめ、セーフティーな運動連鎖によみがえってくるのです。

ねこ背などの悪い姿勢の場合、上肢や下肢が曲がって(マルアライメント)おり、X脚やO脚となっていることがほとんどです。腕や脚を真っすぐにするため、「指先から調整」して、肘と膝の関節の柔軟性を正常にします。わずかな回旋の動きを与えて関節に余裕を作り、姿勢を改善しながら「バランス機能」「平衡感覚」を高めることができるのです。

治療関係者の手技として、トレーナーのコンディショニングとして、健康愛好家のセルフケアとして、高齢者の介助や自立動作として、多くのフィールドで実績を上げています。

ロールスピンのカテゴリー

① ロールスピン・ストレッチ : 自分で行うセルフ・ストレッチです。初心者やジュニアの方にも、楽しく安全に行えます。

② ロールスピン・ヨーガ : ロールスピン・ストレッチよりも、少し難しい複雑な動作のアドバンス・プログラムです。身体を操る感覚が要求されますので、高いレベルの健康愛好家や競技者の方にお勧めです。

③ ロールスピン・セラピー : セラピストやトレーナーが、治療やコンディショニングを目的に患者さんや選手に対して施す徒手運動療法のメソッドです。

④ ロールスピン・アシスト : 寝起きの不自由な患者さんや要支援を必要とする高齢者の方々の生活動作や体位変換動作をスムーズに介助できるメソッドです。力学的テコを応用した体位変換を行い、ベットサイドワークの負担を軽くできる手技です。日常生活の基本動作である、「立つ」、「座る」、「寝返り」、「階段昇降」、「にぎる」、「飲み込む」などを、楽に行えるようになるための方法を学べます。

 効  果

・柔軟性がアップします。

・体のゆがみがとれます。

・反射神経がよくなります。

・自律神経が安定します。

・呼吸がしやすくなり、血液の循環が良くなります。

・猫背姿勢が改善します。

・自然治癒力が高まります。

・関節や筋肉のトラブルが少なくなります。

・競技力が向上します。

・インナーマッスルが鍛えられます。

 筋肉と体の軸について 簡単解説

筋肉が硬い、関節の柔らかさ・・とは?

「体か硬い」・「肉ばなれしやすい」など耳にすることがあります。しかし、硬いといっても色々なタイプがあります。簡単にわけると縮んで、伸びないのか緩んで、伸びきって動かないのか・・・の2タイプがあります。主に前者は、使いすぎで「筋力はあるが筋肉に柔軟性がないタイプ」です。それに対して後者は、運動不足で「筋力がなく関節も硬くなったタイプ」です。

多くの方は、硬い=ストレッチで伸ばす、と直感的に連想されます。でも、硬い筋肉が、「短く縮んで硬いのか、 長く緩んで硬いのかを考えてコンディショニングしなければ、効果が上がらないどころか、逆に故障の原因になります。

つまり、短く硬い筋肉は、主にストレッチを行い、長く硬い筋肉は、筋力トレーニングをすることでコンディションが良くなるのです。伸びて硬くなった筋肉を無理にストレッチすると、肉ばなれやツリ癖の原因となるので注意が必要です。

筋肉は、前後・内外・上下・左右・表裏でチーム!

筋肉は、主に屈筋と伸筋に分けられ、片方が縮むと、片方が伸びてバランスをとっています。リズミカルに動くためには、筋肉の太さや強さが良いバランスでないと、一方が使いすぎ(オーバーユース)となりケガや肉離れの原因になります。

筋肉は、反対の筋肉が拮抗筋として協働作業しているのです。 前面と後面」・「内側と外側などのシーソーのようにバランスを取り合い収縮しています。

よく頑張っている強い筋肉と反対に弱い筋肉が一緒にプレーすると動きが悪くなりチーム崩壊になります。同じように、「上半身と下半身」・「右半身と左半身」そして、体の軸や回転にもっとも大切な表と裏(深層)のバランスも大切です。

筋肉は、表皮に近いところにあるアウターマッスル(以後アウター)と深く骨の近くにあるインナーマッスル(以後インナー)があります。アウターは、大きくて長いパワーを発揮する筋肉です。それに対してインナーは、短くて関節をグラグラしないように安定させる役割があります。アウターが硬くなると肉離れが多くなります。インナーが硬くなると関節がぐらつき、関節炎や亜脱臼などのスポーツ障害が起こります。関節の安定感は、 「屈筋と伸筋」・「インナーとアウター」・「内転筋と外転筋」などの拮抗筋バランスが重要なのです。

筋肉はなぜ・・硬くなる?

筋肉を使いすぎると、筋肉の中に血液が充満して膨張します。「充血」には、乳酸や二酸化炭素などの疲労代謝物質が含まれ、筋内圧が高まり滑らかに動きにくくなります。

すると、腱鞘や筋膜の癒着が起こり、腱の滑走が悪くなり可動域の制限が起こります。

血管や神経のトンネルの絞めつけや圧迫などの原因から流れが悪くなり、脂肪が線維化(セルロイド)して冷えが起こります。体の酸化がすすみ代謝が低下してさらに体を硬くしていきます。

運動不足の筋肉は、体温が低くポンプ作用の収縮力が弱いので、心臓に血液の戻りが悪く「うっ血」が起こります。この血液循環が悪くなることで、筋肉への酸素の供給が悪くなり体が硬くなります。

専門的には、帰還血流と言いますが、手足のポンプ作用が悪いのです。帰還血流を促しているのは、ポパイの二の腕の「上腕二頭筋・上腕筋」とふくらはぎのアキレス腱につながる「ヒラメ筋・腓腹筋」になります。この筋肉の柔軟性と筋力をつけることが、うっ血が無くなり、酸素の供給がよくなることで「体が柔らかく」なります。

バランスと体の軸とは・・・

「あの選手は、軸がありバランスがよい。」とか、「軸足にしっかり体重が乗っている。」と耳にすることがあります。しかし、体の軸とはいったいどういうものでしょうか。

人間が素早く動いたり、パワーを発揮するためには、片脚で体幹を安定させ体重移動させながら、反対の脚で移動しなければなりません。少しでも骨盤や脊柱のバランスが崩れるとパワーや回転を得ることは出来ません。

身体動作には法則があり、どこかを固定させることで他の場所を自由に動かすことができるのです。安定と動作(スタビリゼーションとモビリゼーション)の関係が上手くいった時、体幹の軸(スクリュー)と回転(スピン)運動の調和のとれたパフォーマンスとなるのです。

二つの軸とトルクパワー!

スポーツ動作には、左右対称動作と左右非対称動作があります。

水泳やランニング、自転車などの競技は、体の右側と左側を同じ動きや筋力を追求します。

それに対して、野球やテニス、卓球、投てきなど道具を使うスポーツは体の右側と左側を違う動きを要求されます。

両方を必要とするスポーツは、バスケットボールやサッカー、ラグビーなどがあります。左右対称の動作には、背骨を中心軸にした安定性が大切です。脊柱を中心軸にしたスタビリゼーションで肩関節、股関節を対称的にモービリゼーションができると効率のよい動作になります。

例えると、二等辺三角形のような立体的で「こまの中心」のような動作軸です。左右非対称の動作は、軸足(ピボットフット)と舵取り足(リードフット)の直角三角形のような立体的バランスが大切です。

片脚で立つと人間は、バランスを崩しやすいので主に、股関節と骨盤の筋肉で真っ直ぐに立とうとします。この時、反射的にふらつかないように安定した姿勢をとれるようになる事が重要です。

【野球選手のバッティング例】

大リーグの左打者は、左脚を軸足にして直角三角形でスタンスを取っています。この姿勢から腰の回転でパワーを生み出しています。

【ニューヨークヤンキース時代の松井秀樹選手の例】

どっしりと両脚に体重をかけて中心軸を意識した二等辺三角形のスタンスからバランスを崩さないように体を回転させてバッティングをしています。

もう一つ重要なポイントは頸の反射と左右・前後対称柔軟性です。体の軸に必要な柔軟性と筋力、関節の安定性を高められるのが、ロールスピンエクササイズ&ストレッチです。

どこの関節や筋肉が硬いと軸ができないのか?

「小手先でする」と言う言葉がありますが、全身の力を使わず、手首と肘で動作することを意味します。つまり、「肘から下」と「膝から下」の小さな動きです。しかしこの動きは、正確なプレーができますが、パワーあふれるプレーにはなりません。

では、安定感のあるパワーあふれるプレーのための軸作りには何から始めれば良いのでしょう。

手先や足先から始まる動作を、腹筋と背筋の力(丹田力)に集め、もう一度、その力を手足に伝えるためには、肘と膝の柔軟性が軸作りには重要なのです。

ここでは、この二つの関節(肘・膝)の二つの運動(屈伸と回旋)を「肘のしなり」・「膝の柔かさ」と表現します。

では、「肘のしなり」「膝の柔かさ」を獲得するには、どの筋肉の柔軟性が大切なのでしょう?

一つ目の運動の「屈伸」に関しては、「肘と肩」と「膝と股」の2関節にまたがる上腕三頭筋大腿四頭筋が「強くて、柔らかい」と軸を作りやすい腕と脚となります。

簡単に言うと「腕の後」と「太ももの前」の筋肉の柔軟性と「太ももの裏」と「腕の前」との筋力のバランスが大切です。

つまり、上腕屈筋群(ポパイの腕こぶ)の筋力と腕の裏の柔軟性、太もも裏(ハムストリング)と大殿筋(お尻)の筋力と太もも前の柔軟性が上がれば、肩甲骨と骨盤の動きが良くなり体幹の軸が作りやすいと言うことです。

二つ目の運動の「回旋」の柔軟性には、肘と膝の骨の仕組みを知る必要があります。

肘も膝もよく似た構造になっていて、3つの骨で構成されています。肘は、上腕骨と前腕の橈骨と尺骨、膝は、大腿骨と下腿の腓骨と脛骨です。

屈伸運動は、主に、上腕骨と尺骨、大腿骨と脛骨で行われています。

回旋運動は、肘の橈骨頭と膝の腓骨頭が回転軸となり手や足の柔らかさを作ります。この場所は、小さな筋肉や靭帯が支えているため、硬く動きが悪くなりやすいのです。

この3つの骨(肘:上腕骨と前腕の橈骨と尺骨、膝:大腿骨と下腿の腓骨と脛骨)の回旋運動が高まると、関節のゆとりが生まれ、しなやかな上肢と下肢の動きから体幹に軸が生まれます。

 ロールスピンのカテゴリー

① ロールスピン・ストレッチ(3D回転ストレッチ法)

自分一人で行う柔軟性と関節リズムの向上を目的としたセルフストレッチです。一般的なストレッチをより効果的に行うために、身体の反転及び回転動作で機能的良肢位のポジションを作ります。体幹軸を崩さずに、主に大筋群のストレッチを行います。体の固い方は、バランスを崩して強く伸ばしたり、頑張って伸ばそうとするあまりに反動でストレッチをしてしまい、良い効果を得られず、逆に痛めてしまうケースもあります。初心者やジュニアの方にも、安全で効果的な柔軟性トレーニングを学べるプログラムです。

② ロールスピン・セラピー(回転徒手整復法)

セラピストやトレーナーが、治療やコンディショニングを目的に患者さんや選手に対して正常な関節可動域と骨格的安定肢位に徒手療法で調整する施術メソッドです。誘導と介助を行いながらから、運動軸を作り機能的な関節可動域を高めらます。細かい関節連動の不調和を診つけ出して調整することで、関節連動と良い連鎖反応で慣性モーメントを生かした動作が再現できます。可動性の制限因子をその都度、直接アプローチで解決することで、円滑で繊細な関節運動に作り替えることができます。

③ ロールスピン・ヨーガ(回転自力調整法)

ロールスピンのセルフストレッチの中で、少し複雑な動作や全ての可動域(フルアーク)を得るためのアドバンス・プログラムです。関節深部の靭帯や関節包などの柔軟性を高め、最終可動域(エンドポイント)まで柔軟性を向上させます。フルアークの確保により、筋紡錘反射や腱反射を抑えて深層筋を活性化させます。体操競技、クライマー、水泳など体操系のトップアスリートやダンサ―、モデルなどの身体表現のスペシャリスト、ヨーギーやスポーツインストラクターなどのプロフェッショナルも、とてもご満足して頂けるエクササイズです。「ウインギング」、「肘のしなり」、「ターン」や「ステップ」、「ハイニー」など左右対称性の基本動作(ファンダメンタル・トレーニング)を正確にできるようなボディーバランスを自力調整する方法を学べるプログラムです。

④ ロールスピン・アシスト(身体誘導・介助法)

慢性腰部疾患の患者さんや要支援を必要とする高齢者の方々の生活動作と介助法を学べるプログラムです。寝起き動作や体位変換動作を痛みなくスムーズに行えるように、頭頚部や眼球運動から誘導して、四肢が使いやすくする操作で介助します。患者さん本人や介護者のベットサイドワークの負担を軽くできる手技です。起床時の無理な動作や「力み動作」を改善するために、介助者が負担の無い動作を指導して患者さんの「反射的な力の反発」を無くし力学的テコを応用した体位変換を行います。日常生活の基本動作である、「立つ」、「座る」、「寝返り」、「階段昇降」、「にぎる」、「飲み込む」などを、楽に行えるようになるための方法を学べるプログラムです。

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